Phison社は、TSMCの6nmプロセスをベースにAI処理を統合した初の製品となるE28 PCIe 5.0 SSDコントローラを発表しました。AI対応ストレージ技術におけるこの開発は、AIモデルのアップデートをサポートし、統合処理によってシステムパフォーマンスを向上させます。最大2,600K/3,000K IOPS(ランダムリード/ライト)を実現し、他のソリューションを10%以上上回る一方で、消費電力は他の6nmベースのコントローラと比較して最大15%削減します。E28は帯域幅と電力のバランスに優れ、競合製品よりも15~30%高い性能対電力比を実現しています。
AIワークロード向けに特別に設計されたE28は、推論およびトークン処理中のデータフローを高速化する回路を内蔵しています。Phison社によると、このAIアクセラレーションにより、トレーニング時間を最大50%短縮できるとのことです。このコントローラーは、コストよりもパフォーマンスが優先されるAIワークステーションやサーバーを対象としており、一般消費者やPCゲーム向けではありません。- electronicsforu.com
ソース: 電子ブック